読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

猫日記

だから猫に文章を描かせるとこうなるんだ

人生初寄席

昨年夏(2014/8/27)の回顧録。 

上野の鈴本演芸場で、初めて寄席を観た。夜の部は17時半開演。約3時間の舞台で大人2800円は安い。 

上演されるのは大きくわけて、落語、漫才、曲芸、手品、唄。伝統芸能に疎い私には、知っている名前は一つもなかったが、皆声が良く話も上手い(当たり前だ)。開演から若手、中堅、ベテランと、次から次へと小気味よく舞台が進む。 客席の6~7割を男性が占めていた。中入り時、男性トイレに行列ができていた。男性用が混み合っているところを、初めて見た。 年齢層も高めで、たまに話の内容についていけないこともあったが、それはそれで許されるゆるい空気が気にいった。
話が面白かったのは、酔っぱらいの真似が本当にリアルだった桃月庵白酒、時事ネタが盛り込まれ風刺のきいた新作落語の三遊亭歌之介。
白酒は、導入のときの「寄席は漫才ショーとは違って毎日開催されるもの。お客様には毎日聞きにきてもらいたいので、あんまり満足させすぎると『寄席はしばらくいっか』といってしばらく来てくれなくなってしまう(笑)。少し不満を残しておかなければいけません」というフレーズに、職業柄思わず頬が緩んだ。 歌之介はB型の人間や地元鹿児島をネタに、連続でヒットを打つような安定感ある笑いの繰り出し方がよかった。

印象に残った、三味線の弦が切れるというハプニング

真中の弦が切れてしまい舞台で張り直すところを見た。 三味線の弦は太いほうから一、二、三と数えるらしい。一番細い三弦はよく切れるため、予備を用意しているものだそうだ。しかし今回は二弦で替えがないため、代わりに三弦を張って調弦していた。

純粋に「うまい」と思ったのは、トリの五街道雲助。男女関係の納涼噺で迫力があった。情景がありありとイメージされ、映像を見ているかのようだった。1時間近くにわたる話だったに関わらず、飽きっぽい私が時間を忘れて聞き入っていたのには驚いた。