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猫日記

ほら、だから猫に文章を描かせるとこうなるんだ

「女」が駅前で「愛人どうでしょう」と勧誘された話

覆面調査報告書

真昼間に秋葉原駅の改札付近で、声をかけられた。愛人になりませんか? 

パトロンいりませんか?というやつ。

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要は援助交際の斡旋である。勤務条件は、月に3回、各2時間程度のデートで月20万円程度、なお日払いらしい。 

「愛人」というのは、少なくとも私のイメージでは、コケットリーのある女性である

短めのスカートからすらりと長い脚を伸ばし、ハイヒールの踵を響かせ、派手な色の口紅をさし、小さく品のある鞄を肩にかけ、すれ違いざまに香水がふわっとただよいそうな。

しかし、私ときたらすっぴんで全身ユニクロ、実用性重視の防水ブーツを履き、仕事用の革の鞄を持っていた。髪には寝癖がくっきり…

秋葉原という立地もそうだが、イメージと現実のギャップについてふと考え、理由を3つほど考えた

1.都内に限らず東京近郊に家庭を持ち、都内に通勤する男性をターゲットにしたサービスだから
秋葉原は大企業をはじめとして多くの会社が拠点を置き、交通の便も非常に良い。

2.時間待ちをして5分ほどぼーっと立っていたから
→世の中、街に日中5分もただ突っ立ってる人は珍しい。仕事をしていないとか、話を聞きそうに見える。

3.服装から判断して、お金に困っていそうだったから
→お金で釣れそう、勧誘の承諾率が高そう。


現実的に考えると、だいたい2時間7万円、時給3万5千円で体を売るということである。

これは、体を張ったサービス業と比較すると妥当な価格帯のように思える。キャバクラや風俗の店外バージョンといった感じであろう。

しかし、そういったスカウトとは対象層が異なるように思う。最初からある程度華やかな対象に声をかけたほうが、初期投資が少なく済むはずだからである。 

パトロンとはそもそも支援者のことを指す

愛人=会社に置き換えて考えると、そこに投資して育てていくのがパトロンの役割だ。株取引やベンチャーキャピタルに似たところがありそう。

この場合、配当にあたるのが愛人の若さ、振る舞い、一芸、容姿、成長などだろう。まぁ、場合によっては肉体もあるはずだ。若さや容姿は経年により減価償却されていくだろう。小綺麗な女は買った時が価値のピークである。

しかし仮に、愛人の成長を目的とすれば、最初から小綺麗な女には、投資する旨みがあまりない。「あんなに垢抜けないアヒルを育てたら、白鳥になった!」という実感が得られるのは、いわゆる「全身ユニクロファッションの女*1」なのかもしれない。そして育った白鳥は少なからず感謝をするはず…。 

自分のことを応援してくれる保護者が、欲しいものを買ってくれて、行きたいところに連れて行ってくれる、都合の良い関係。確かに世の中には昔からそういう人間関係があるものだ。果たして、そんな出会いが道端に転がっているものか。  

ちなみに、芸術の分野のパトロンは「水に溺れてもがいている人を何もせず眺めていて、その人が岸にたどり着いたら助けようとする者である」と言われたりする。

…溺れてもがいている人に、岸にたどり着くポテンシャルがあれば、パトロンを作ることなしに生きていけそうなものである。


今更ですが、どこでどんな服装をしていようと、ひとり街中で5分以上立ち止まっているのは危険です。ご覚悟。

*1:ユニクロを批判してるわけではないです、すみません。私はユニクロ品質が大好きです