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猫日記

ほら、だから猫に文章を描かせるとこうなるんだ

気分の記録

手記>闘病記
  • 私には開いたままの傷口があって、そこから何でも飲み込むことができる。私は世界中に溶けこむことができて、何にでも同化できる。海に溶けて大地を飲み込むこともできる。私はからっぽで、そこを世界が通り抜けていく。そんな定常状態が私である。
  • 何かの役割を演じているときだけ、仮面のように「私」が出てくる。そのとき与えられた役=「私」である。私の中にはスイッチがたくさんあって、例えば道を聞かれたら「通行人A」のスイッチが押されて、私は「通行人A」になって道順を伝える。
  • 朝起きてまだぼんやりしているとき「顔がない」と思う。鏡にうつった自分の顔が、他人に思える。これは誰だろう。
  • 私は見るに耐えられないほど醜いけれど、「顔があることを確認しないといけない」から、鏡を何度も見るしかない。こうして、必要かつ最大限の嫌悪的行為を自己目的的に繰り返すことで、それ以上その行為を維持できなくなる精神的な限界がきて、一時的に確認行為から逃れられる。
  • 周囲から生気が失われ、なんだか自分もロボットにでもなったような気がしたけど、考える力は失われていないように思えたし、これを誰かに話しても仕方がない。