猫日記

だから猫に文章を描かせるとこうなるんだ

リガク畑でつかまえて その2

前回の反省:「理学」の定義でつまづく

 →“Wikipediaの「日本語版」と「英語版」を照らし合わせてアタリをつけた”*1とはいえ、本来の目的は下記の通り「このままだとHPがもたないので、にっくき形而上学(metaphysics)から遁走するため“meta-”を捨てて“Physics”を扱おう」

本音をいうと「なぜそこに何もないのではなく、何かがあるのか」という形而上学的問いから、ほんの少し、距離を置けると思った

という話だったわけで、一応目的に向かって前進しているようではあります。

「理学」「哲学」の意味するところの違いは「西欧」と「日本」の文化の差に起因するもので、各々の「世界の捉え方」が根本的に異なるからこそ、訳語がこんなことになっているようです。

  • ちなみに「希哲学」って訳した西周は、哲学も物理学も同義にしていた

 

 さて前記事の末尾で読みたいと言っていた本はこちらでして 

『生命とは何か 』―物理的にみた生細胞― 

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シュレーディンガー著/岡 小天・鎮目 恭夫 訳

https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/33/5/3394610.html

開いてびっくり冒頭はスピノザ倫理学」からはじまります。

自由な人間が、死ほどおろそかに考えるものはない。
自由人の叡智は、死ではなく生を考えるために在る。

 

 お気づきになった方も多いでしょうが

 Physicsの1.History>1-2で'Natural philosophy'として言及されている分野*2があります。これがかなり自然科学寄りです。デモクリトスの「アトム論」は素粒子の考え方に似てます。確か、タレスが「万物のもとのものは『水』」って主張したことに端を発する*3「あらゆるものの構造とか、存在する根拠などを中心に考えていく」分野です。

Natural philosophy

Main article: Natural philosophy

Natural philosophy has its origins in Greece during the Archaic period, (650 BCE – 480 BCE), when Pre-Socratic philosophers like Thales rejectednon-naturalistic explanations for natural phenomena and proclaimed that every event had a natural cause.[13] They proposed ideas verified by reason and observation, and many of their hypotheses proved successful in experiment;[14] for example, atomism was found to be correct approximately 2000 years after it was first proposed by Leucippus and his pupil Democritus.[15]

いわゆる一般存在論では「存在する」ということの意味、「世界全体の原理」を問題にします。……Natural philosophy - Wikipedia, the free encyclopedia

 

とりあえず読みはじめたものの

 第一章

我考う、故に我在り byデカルト

お、お久しぶりですデカルトさん…

 

(悪あがきは)続く

*1:だから、本当は原典にあたるべきなんですけど

*2:現在の哲学では「存在論(ontology)」と呼ぶことが多い

*3:うろ覚え…